DeNA・エーザイによる認知症に備えるためのブレインパフォーマンスアプリ「Easiit」サービス終了

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DeNA・エーザイによる認知症に備えるためのブレインパフォーマンスアプリ「Easiit」サービス終了

「Easiit」は、2022年3月31日(木)より順次サービスを終了し、2022年5月31日(火)をもちって全サービスを終了すると発表した。(Easiitより
「Easiit」はサービス終了の理由を、『昨今の急激な環境変化を鑑み、Easiitのコンセプトであった「脳の健康を考える社会をつくる」ことを達成するため、現在提供させていただいているサービスについて、抜本的な見直しを行うことといたしました。』と発表している。

Easiitとは

Easiitとは、2020年7月より、DeNAとエーザイが共同で開始した認知症に備えるためのブレインパフォーマンスアプリである。
概要としては以下のようである。
​​「Easiitアプリ」では、ユーザーの歩数・食事・睡眠・体重の記録(ライフログ)をもとに、週替りで食事内容や運動(歩数)などに関する個別推奨メニューが提示され、さらにそれらのメニュー実施記録から、ブレインパフォーマンスによい行動や習慣について独自のスコアリングが行われます。スコアの変化や内訳などを確認し、ブレインパフォーマンスに良い習慣作りをサポートします。特に食事の記録については、食事写真をアップロードすると、自動で料理メニューを判定し、カロリーと11栄養素を年齢性別に合わせた基準値とともに表示するため、食事管理が手軽にできます。また、アプリを利用するたびにEasiitマイルが貯まり、貯まったEasiitマイルはギフト券などへの交換が可能です。他にもウェアラブルデバイスとの連携、睡眠時間の記録などの機能を通じ、「Easiitアプリ」は、ブレインパフォーマンスに良いと考えられる習慣づくりを支援します。(プレスリリースより引用

Easiit誕生の背景

エーザイは認知症領域で35年以上にわたる創薬及び事業活動の経験を有している。また、DeNAは、ゲームやスポーツの領域で培った、利用者を楽しませ継続利用を促す独自のノウハウを保持している。
エーザイは、その中期経営計画である「EWAY Future & Beyond」(2021年度よりスタート)にて、「認知症エコシステム」の構築に言及している。「認知症エコシステム」では医療機関、診断薬開発企業、研究機関やバイオベンチャーに加え、民間保険、金融、フィットネスクラブ、自動車メーカー、小売業、介護施設などと連携し認知症予防を図るとされている。Easiitは、この認知症エコシステムにおいて基盤となる役割を果たすと期待されていた。
認知症領域におけるその他の取り組みとして以下のようなものが挙げられる。例えばFCNTと共同で、脳の健康度チェックツール「のうKNOW®」の開発を行なっている。その他、アルツハイマー型の認知症の治療薬について、EUでの承認申請アメリカでの開発加速伊藤園との業務提携なども行なっている。

エーザイについて

日本の大手製薬会社である。売上高約6,500億円で、日本では第一三共についで第5位の売り上げである。主な製品はレンビマ(抗がん剤)、ヒュミラ(リューマチなど向け)、ハラヴェン(抗がん剤)、フィンコパ(抗てんかん薬)である。その他、コンシューマー向けのチョコラBBなどでも有名である。

DeNAについて

日本のインターネット関連企業。ゲーム開発などに注力している。その他事業領域としては、AI、エンタメ、オートモーティブ、スポーツなどがある。特にヘルスケア領域については「MYCODE」「kencom」などを運営している。ヘルスケア事業について、DeNAは、「適切な成長投資を行いつつ、3年以内に黒字化を目指す」「SickケアからHealthケアへの転換を実現し、「健康寿命」を延伸する」としている。(決算資料より

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