5月のマンスリーレビューをおさらいしよう!イベントで扱った2022年4月のヘルステック領域注目ポイント・関連テーマを抜粋!

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5月のマンスリーレビューをおさらいしよう!イベントで扱った2022年4月のヘルステック領域注目ポイント・関連テーマを抜粋!

HealthtechDB定例マンスリーレビューを開催、2022年4月のヘルステック領域のニュースの振り返りを実施

2022年4月のヘルステック領域のニュースを題材としたマンスリーレビューを5月12日に開催しました。本稿では今回のレビューで取り扱ったニュースとトークで出た注目ポイント・関連テーマを抜粋してイベントの様子をお届けします。
次回6/2(木)開催予定のマンスリーウェビナーの申し込みは、こちらのリンクからどうぞ!

2022年4月の国内のヘルスケア業界の出来事のまとめ

なかでも、5月12日のマンスリーウェビナーでは黄色の線がひかれた項目に関して取り扱いました。

4/1 JMDCの直近5年の買収先リストについて

医療費の最適化や治療の最適化などの医療データ分析が今後注目である

治験領域の買収可能性がありそうだ。データサイエンティストと組み合わせて医療データ分析で売っていくといいのではないか。同領域で強いm3グループに対し、JMDCはレセプトデータを持っていることを活かして医療費の最適化や治療の最適化などが今後の戦略として良いと考えられる。

4/8 DeNAとMDVがデータ活用で連携

DeNAとヘルスケア事業での協業検討合意 医療ビッグデータ利活用などで連携

従来の健康相談だけでなく、相談から診療まで一つのサービスで完結するトレンドに注目である

データの利活用会社はこれまで予防や健康経営に関してアドバイスやコンサルなどの相談までを担ってきたが、自ら病院を持ってオンライン診療などの医療行為というアクションを起こすことで、相談+診療までできるトレンドに変わってきたように感じる。

4/26 エムスリー、キヤノン系の電子カルテ事業を買収

将来的なデジカルへの統一を目指しているのではないかと推察される

新しい技術獲得や顧客獲得の目的もあるとは思うが、メドレーがオンプレミス型の電子カルテOpenDolphinを購入したのと同じで、最終的にはクラウド型も含め全てのサービスをデジカルのサービスに連携させたいと考えているのではないかと推察される。

エムスリーとソニーグループ 医療×デジタルで新会社「サプリム」を設立

今後の本サービスの売り出し方に注目(マネタイズ面)

DTx自体は新しくはなく、あくまでIR対策の可能性も考えてもいる。ただ、フレイル患者など在宅サービスの市場は大きく、今後のマネタイズ方法やサービス価格、サービスの売り出し方や見せ方に引き続き注目していきたい。

4/26 CureApp社高血圧症治療において医師と患者を支援するアプリ 世界初の薬事承認取得

本アプリの保険点数の計算方法がどういう仕組みとなるのか注目が集まる

保険の申請願は提出してから半年程度かかるので、2022年後半に決定されることになると考えている。本アプリを使用した高血圧単体の治療がどんな検査として扱われ、どんな点数がつくのか、また高血圧管理料などの扱いはどうなるのかなど注目したい。

次回ウェビナー開催のお知らせ

6月2日(木)の12:00-12:45に次回のマンスリーレビューを開催する予定です

次回分のチケットはこちらから予約可能なので昼ご飯のお供に是非ご参加ください。

京都府立医大6年生。アイリス株式会社のインターン業務、USCPA受験、研究室で論文執筆など医ンタープレナーとして楽しい日常を送ってます。趣味は、F1観戦とサイクリング。グルテンフリー6年目です。(Twitter:@Ogu_Yasuhiro6、Researchmap:https://researchmap.jp/OGURA-Yasuhiro)