がん患者にパーソナライズドケアのアプリの提供に取り組む米・Jasper Health社がシリーズAで$25 Millionを調達（日付 2022.02.02）

米・Jasper Health社は、2022年2月に総額$25 Millionの資金調達を完了したことを発表した。
引受先はW Health Ventures、Redesign Health、Human Capital、General Catalyst*、7wire Venturesである。(*はリード・インベスター)

今回の調達により、医療機関にプラットフォームを拡大し、提供するサービスを強化する

今回の調達はシリーズAラウンドにあたり、この資金を利用して、医療機関にプラットフォームをさらに拡大する。これにより、がん患者がアクセスできる医療機関が増加し更なるサービス拡大につながる。また、大企業とのパートナーシップにより、更なるがん患者へのサービス提供を目指している。

Jasper Health社について

近年、がん患者は年々増加しており、がんの治療計画は年々多様になりつつある。例えば、薬物治療の一つに着目してみても、細胞障害性の従来の抗がん剤に加え、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬などが存在し、さらにはそれぞれの種類も増加している。がん患者にとって、それぞれの希望に沿ったパーソナライズド治療は需要を増す一方で、自分の治療の管理の負担の大幅な増加が問題となっている。

Jasper Health社は、がん患者が簡単な質問に答えることで、毎日のスケジュール管理によるToDoリスト作成や数ヶ月間の治療の診療計画、予約管理、症状の記録や追跡、個人にあった記事による患者教育、さらにはリマインダー機能がついたアプリを無料で提供する。このサービスにより、患者の治療管理負担が大幅に低減される。