慢性疾患に取り組むOmada Health社がシリーズEで$192Mを調達（日付 2022.02.23）

Omada Health社は、2022年2月に総額$192Mの資金調達を完了したことを発表した。引受先はWellington Management、Perceptive Advisors、Fidelity Management and Research Company(*)、Empede Capital、Civilization Ventures、aMoon Fund。（*はリードインベスター）

今回の調達により、慢性疾患に対するデジタル治療法の拡大と改良を目指す

今回の調達はシリーズEラウンドにあたり、慢性疾患に対するデジタル治療法の拡大と改良を主な使用目的としている。また、雇用ののさらなる促進や、革新的な費用対効果の高い介入を目指すため"Omada Insights Lab"への投資を拡大していく予定である。

Omada Health社について

慢性疾患に関して、医療業界は転換期を迎えている。米国では、成人のうち9,600万人が糖尿病予備軍、3,730万人が糖尿病と診断されている。また、米国の成人の47％が高血圧症であり、50％以上が筋骨格系の問題に悩まされている現状であることから、生活習慣病などの慢性疾患は大きな社会問題となっている。

Omada Healthは、企業・保険会社向けに生活習慣病予防プログラムを提供する。具体的な慢性疾患としては、糖尿病のみならず、腰痛などのリハビリ系のプログラムや不安への対応などのメンタル系のプログラムも含まれる。パーソナルコーチングに重きを置くことで、疾患に対する考えや行動変容を促すことで、1,700以上の顧客と55万人の会員に向けて慢性疾患の課題解決に挑む。