腎臓のバリューベース治療を行うSomatus社がシリーズEで3億2500万ドルの資金調達を実施(2022年2月23日)(参考記事)
腎臓のバリューベース治療を行うSomatus社がシリーズEで3億2500万ドル資金調達を実施した。引受先は RA Capital Management, GIC, Fidelity Management & Research Company, Anthem, Blue Venture Fund, Deerfield Management Company, Flare Capital Partners, Inova Health System, Longitude Capital, and Optum Venturesである。今回の調達により、累計調達額は約5億ドルに達する。
新規/既存 | 引受先 |
---|---|
既存 | RA Capital Management |
既存 | GIC |
既存 | Wellington Management |
既存 | Fidelity Management & Research Company |
新規 | Anthem |
新規 | Blue Venture Fund |
新規 | Deerfield Management Company |
新規 | Flare Capital Partners |
新規 | Inova Health System |
新規 | Longitude Capital |
新規 | Optum Ventures |
今回の調達により、バリューベースの腎臓病治療モデルの普及を向上を図る。
もとより腎不全の治療は、すでに腎不全を経験した人への透析提供に偏っているという課題があった。実際、アメリカでは3,750万人以上が慢性腎臓病を患っているが、その大半は自分が慢性腎臓病であることを知らず、また慢性腎臓病の進行速度が速いことも知らない。
Smatus社は、独自の技術、地域ベースの集学的ケアチーム、腎臓専門医やプライマリケア医との連携を通じて、予防と意識向上に焦点を当てたモデルを構築し、すべての腎臓病患者が自分の健康をコントロールできるように支援している。今回の資金調達により、プロバイダーと連携する患者の全国的なネットワークを構築し続けることができるようになった。
なお、バリューベースヘルスケアとは、「医療行為における評価基準を、従来のように安全性・コスト・効果といった医療従事者目線での評価ではなく、患者にとっての価値基準を重視するという考え方。」である。(参考)
バリューベースヘルスケアが注目される背景には、デジタル技術を用いた診断 や治療が行われるようになり、それらの医療サービ スの結果や経緯をデータ化したり、データを分析し てその効果を比較したりすることが可能になったという理由がある。(参考)
法人名 | Somatus |
所在地 | McLean, VA |
代表 | Ikenna Okezie |
設立 | 2015 |
事業分野 | health plans, health systems, nephrology, primary care groups |
コーポレートサイト | https://somatus.com |