ポータブルPCR検査による感染症診断に取り組むVisby Medical社がシリーズEで$100M超えの調達（日付 2022.03.01）

Visby Medical社は、2022年3月に総額$100Mを超える資金調達を完了したことを発表した。引受先はPing An Voyager Partners(*)、Healthcare of Ontario Pension Plan (HOOPP)、John Doerr、Cedars Sinai Medical Center、ND Capital、Artiman Ventures、Pitango Venture Capital、Blue Water Life Science Advisors、Nissim Capital。 (*はリードインベスター)

今回の調達により、月当たりの生産量の拡大などの取り組みを強化

今回の調達はシリーズEラウンドにあたり、Visby Medical社は以下の3つの目的に使用する予定である。

1. 1月あたりの生産数を数万個から数十万個に拡大する
2. COVID19とインフルエンザA/Bの混合テストや抗菌性パネルなどの製品メニューをさらに拡充する
3. 自宅で行えるPCR診断を提供する

Visby Medical社について

スタンフォード大学医学部准教授も兼任するAdam de la Zerda博士が創業。COVID-19、クラミジア、淋病、トリコモナスを対象に、世界初の手のひらに収まるサイズで携帯可能な、器具不要な、使い捨ての迅速PCR検査を提供する。検査は、全米の医療従事者に正確で信頼性の高い結果をもたらしており、そのエビデンスは有名雑誌のLancet誌にも掲載されている。