海外サービス情報:マイクロソフト社、医学教育へのホログラフィック技術提供など

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海外サービス情報:マイクロソフト社、医学教育へのホログラフィック技術提供など

マイクロソフト社、シンガポールで医学教育にホログラフィック技術を提供(出典

マイクロソフト社は1月12日、シンガポール国立大学のYong Loo Lin School of Medicineにホログラフィック技術を提供することを発表した。

医学部生及び看護学部生の臨床手技や解剖学の学習に導入される

この技術は、今年4月よりマイクロソフト社のMicrosoft HoloLens 2を使用して、同大学の医学部生及び看護学部生に用いられる。カニューレやカテーテル挿入などの臨床手技や解剖学を学ぶ際に使用される予定である。

Yong Loo Lin School of Medicineについて
1905年、海峡植民地および連邦マレー州政府医学部として最初に設立されたシンガポールで最初の高等教育機関である。現在のシンガポール国立大学の起源でもある。

Microsoft HoloLens 2について
MRに最適なツールとして米国マイクロソフト社が開発したシースルー(透過)型と呼ばれるヘッドマウントディスプレイ(HMD)である。(https://www.microsoft.com/ja-jp/hololens

米国退役軍人省、Google Cloudを利用して退役軍人のためのアプリ開発を実現へ(出典

Google Cloud は1月12日、米国退役軍人省(U.S. Department of Veterans Affairs:通称VA)と1300万ドル(約15億円)の複数年契約を締結したと発表した。

退役軍人や家族が給付やサービスをより簡単に利用可能になることに期待がかかる

本契約は、退役軍人のサービスやデータをAPI管理することにより、新しいツールを開発者が作成できるよう支援することを目的としている。 Google CloudのAPI管理プラットフォーム「Apigee」を配備することで、VAが2018年に立ち上げられた同省の「Lighthouse APIs」の拡張が可能になる。「開発者やパートナーがApigeeを通じて新しいアプリケーションを簡単に構築できるようにすることで、VAは退役軍人や家族が重要な給付やサービスをより簡単に利用可能になるイノベーションに拍車がかかる」とGoogle Cloud社の担当者は語る。

VA(U.S. Department of Veterans Affairs)について
アメリカ合衆国国防総省に次いで連邦政府で2番目の規模を誇る行政機関であり、米国最大の医療機関でもある。
1900万人以上の退役軍人とその家族にサービスを提供するVAは、米国最大の医療機関であり、170の医療センターと1000の外来患者用施設のネットワークを管理している。また、医療だけでなく、教育や失業支援、住宅支援、年金給付など、退役軍人のための主要なサービスも提供している。退役軍人がこれらのサービスに容易にアクセスできるようにすることは、VAにとって最優先事項である。

Lighthouse APIsについて
2018年に立ち上げられたVAの退役軍人向けの新しいツールやサービス開発の際に、VAのAPIに安全にアクセスするためのプログラムである。(https://developer.va.gov/

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