睡眠時無呼吸症候群(SAS)解決ソリューション開発に取り組む株式会社マリがシリーズAで3億円を調達(日付 2022.01.20)
2022年1月20日、株式会社マリは、シリーズAラウンドにおいて3億円の資金調達を実施したことを発表した。
引受先はMPI-2号投資事業有限責任組合、イノベーション京都2021投資事業有限責任組合、KIRIN HEALTH INNOVATION FUND。
新規/既存 | 引受先 |
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既存 | MPI-2号投資事業有限責任組合 |
新規 | イノベーション京都2021投資事業有限責任組合 |
新規 | KIRIN HEALTH INNOVATION FUND |
調達した資金を用いて開発中の治療機器の薬事承認化を加速
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、本邦において治療が必要な患者が約500万人いるとされているが、自覚症状に乏しく、治療が進んでいない状況である。SASは本人が気づかない間に高血圧、動脈硬化などをもたらし、放置すると心不全、脳梗塞など重篤な疾患につながる。また、治療の第一選択肢である持続陽圧呼吸療法(CPAP)は受け入れや治療継続面での課題が顕在化している。
株式会社マリは現在、開発中のSAS治療機器について臨床研究を進めており、今回の資金調達により独自技術による治療ソリューションを確立させ、医療機器の薬事承認に向けた治験の準備を加速させていく予定である。
株式会社マリについて
株式会社マリは、睡眠時無呼吸症候群(SAS)を対象とし、ミリ波レーダ等を用いた非接触センシングと非接触刺激の組み合わせにより、患者への負担が少なく受け入れやすい完全非接触の診断・治療法の提供を目指した京都大学発ベンチャー。
法人名 | 株式会社マリ |
所在地 | 本社:〒600-8815 |
代表 | 瀧 宏文 |
設立 | 2017年11月 |
事業内容 | 非接触センシング・ディジタル信号処理技術による睡眠呼吸障害の診断・治療等医療機器の開発、製造、販売及びミリ波レーダを活用した非接触ヘルスケアモニターの開発、製造、販売並びに技術ライセンス事業。 |
HP URL | https://marisleep.co.jp/ |