2021年12月20日_先週の国内市場注目ニュース

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2021年12月20日_先週の国内市場注目ニュース

OUI Inc.のSmart Eye Camera がベトナムで医療機器登録

(12/13)(出典

ニュース概要:慶應義塾大学医学部発のベンチャー企業 OUI Inc.(ウイインク:株式会社OUI)は、自社で開発した iPhone に取り付けて眼科診察を可能にするアタッチメント型医療機器 Smart Eye Camera について、ベトナムでの医療機器登録を行った。

注目理由:日本ではほとんどの医療機器が海外からの輸入に依存している状況。そんな中OUI Inc社は日本で生み出した医療機器でCEマークを取得し、ヨーロッパ、アフリカに輸出を展開している。今回新たに東南アジアのベトナムに医療機器登録を完了したということ。

MICIN『薬局向けオンライン服薬指導サービス「curonお薬サポート」、 ウエルシア薬局の全店導入が決定 』

(12/15) (出典

ニュース概要:薬局向けオンライン服薬指導サービス「curonお薬サポート」がウエルシア薬局の全店導入が決定。これにより、当社が提供するオンライン医療サービスの利用医療機関数は、クリニック・病院・薬局合わせて1万件以上となった。

注目理由: オンライン診療プラットフォームは数多く乱立しており、薬の処方を充実させたcuronは他サービスと比べて優位に立てるのか。最近だとanamne社もキリン堂と提携している。ウエルシアは、ドラッグストア企業の売り上げランクの中ではトップ。(出典

ドクターズ株式会社,「みずほ銀行と資本提携しデジタルヘルスプラットフォーム事業の拡大を加速」

(12/16)(出典

ニュース概要: ドクターズが有する400名以上の専門医ネットワークが持つ医学的知見や医療現場目線を活用し、みずほの銀行の取引先企業のデジタルヘルスサービスの開発や普及、IoTデバイス等を通じた健康・医療データの利活用等を支援する、新たなビジネス基盤を構築・展開する。

また、本事業を加速させるため、資本提携を行い、ドクターズが実施する第三者割当増資をみずほ銀行が引き受けることで、パートナーシップの強化をはかる。

注目理由: みずほに限らず、最近ではメガバンクがスタートアップを支援することが増えている。(参考)みずほの融資先という新たな顧客が増えることで、ドクターズは今後どんなシナジーを見せていくだろうか。

株式会社ドクターネット「新型コロナウイルス肺炎を含む感染性肺炎の画像診断を支援する胸部X線AIエンジンの薬事承認を日本で初めて取得」

(12/16)(出典

ニュース概要: ドクターネットは日本の遠隔画像診断支援業界においてシェアNo.1のリーディングカンパニーであり、既に全国1,000の医療機関と遠隔ネットワークで連携し、1日8,000症例・年間200万症例を遠隔で画像診断している。

AI技術を活用し、新型コロナウイルス肺炎を含む感染性肺炎の画像診断を支援する、「胸部X線肺炎検出エンジン DoctorNet JLK-CRP」の薬事承認を2021年12月9日に取得。普及台数が多い単純X線画像を対象とした、感染性肺炎検出エンジンの薬機法における製造販売承認取得は日本初となる。

注目理由: 親会社のJMDCは最近東証一部市場に上場しており、市場での注目が高まっている。AI画像診断市場は、2032年には43億円の市場規模に達すると言われており(出典)、市場は今後急速に拡大して行く。肺の画像診断に関してはLPIXELのEIRLが先行しており、今後競合して行く可能性があるのか。

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