2021年12月22日 海外ヘルスケア市場注目ニュース

投稿日

最終更新日

2021年12月22日 海外ヘルスケア市場注目ニュース

IBM Digital Health Passは、Healthcare IT Leadersと統合し、デジタルのCOVID-19証明書を提供すると発表

(12/15)(出典

ニュース概要:IBM Watoson healthとHealthcare IT Leadersは、IBM Digital Health Passと、企業向けCOVID-19のサービスであるHealthcare IT Leaders Healthy Returnsを統合することを発表した。これにより、IBM Digital Health Passは、Healthcare IT Leadersなどのラボやプロバイダーのネットワークを通じて、デジタルの安全なCOVID-19ワクチンや検査結果の証明を作成できる。

注目理由:現状のワクチン接種証明書は紙媒体であり、紛失のリスクが高い。筆者も紛失した経験を持つ。デジタルで信頼できる陰性及びワクチン接種証明の必要性は今後さらに増加すると考えられ、当システムの開発には期待できる。

Oracleが医療情報サービスのCerner買収に向け協議=関係筋

(12/17)(出典

ニュース概要:関係筋によると、ソフトウェア大手Oracleは、医療情報サービスを手掛けるCernerの買収に向けた協議を進めている。買収規模は約300億ドルに上る可能性がある。

注目理由:Cernerは、医療情報技術、電子カルテ、医療機関や患者のためのハードウェアとソフトウェアを提供する。買収が実現すれば、Oracleとって過去最大の買収案件となる可能性もあり、Oracleはヘルスケア分野にさらに進出することになる。

Xandar KardianがシリーズA資金調達で1,000万ドルを調達

(12/17)(出典

ニュース概要:トロントに拠点を置く、デジタル超広帯域レーダー信号処理による非接触型の健康監視システムを開発するXandar Kardian社は、Phoenix Venture Partners、Portfolia Active Aging & Longevity Fund、Taronga Venturesなどの投資家が主導する1000万ドルのシリーズA資金調達をした。

注目理由:Xandar Kardian社の提供するXK300は、世界初で唯一の市販の非接触型連続バイタルサインモニターシステムである。ヘルスケア領域において、ベッドサイドの管理や在宅介護の管理の際の自動化の需要は増していくと考えられ、当システムの動向には注目する必要がある。

Amazonは健康事業の統括を統括するためNeil Lindsayを昇格

(12/19)(出典

ニュース概要:AmazonはAmazon Pharmacy、Amazon Care and Diagnosticsなどの複合的な健康事業の統括のために、Neil Lindsayをsenior vice presidentに昇格した。広報担当者によると、今回のヘルスケアの統合体制は、アマゾンが「患者が必要なヘルスケアサービス、製品、薬を入手するための、より顧客本位の方法」の開発に取り組む際に役立つとのこと。

注目理由:Amazonのヘルスケア事業は上記のサービスの提供により、近年市場が拡大傾向にある医療業界のDX化を推し進めている。今回の昇格により、サービスのさらなる加速・拡大の可能性に期待できると考えた。

Healthtech DB編集部です。Healthtech DBは国内のヘルステック領域に特化したビジネスDBです。日々のヘルステック業界の動向に関する記事作成やウェビナー運営、企業・サービスに関するビジネスDBの構築を行っています。