歯周病とはそもそもどのような病気か
歯周病とは、細菌感染によって起こる炎症性疾患で、歯肉(歯ぐき)や骨といった歯周組織が溶けてしまう病気である。[1]
歯周病の原因と進行過程
歯周病の始まりは、ブラッシングが不十分などの理由で歯肉溝(歯と歯肉の間にある溝)に歯垢(プラーク)や歯石が溜まることだ。この状態が続くと、歯肉溝に停滞した多くの細菌が歯肉に炎症を起こし、出血や歯茎の腫れを認めるようになる。この後の流れを大まかに示したものが下図である。
fig.1 歯周病の進行過程
炎症とともに歯肉溝が徐々に深くなると、いわゆる「歯周ポケット」の域に達する。歯周ポケットが深くなると、歯肉だけではなく歯を支える骨にまで炎症が波及し、溶け始める。さらに進行すると、膿が出たり歯がぐらぐらと揺れたりして、最終的には抜歯に至るケースもあるという。
歯周病の患者数
歯周病の患者数は増加傾向にある。
厚生労働省の患者調査によると、2017年の「歯周炎および歯周疾患」の総患者数は398.3万人である。前回調査(3年前)からは約70万人の増加となっている。[2]
fig.2 歯肉炎および歯周疾患の総患者数
また、同省が2016年に実施した歯科疾患実態調査によると、歯周病である*割合はすべての年代で上昇しており、25-34歳でも30%以上、60歳以上では60%以上という値であった。[3]
(* 深さ4mm以上の歯周ポケットを持つ場合、歯周病とみなされる。)
世界的に見ても、歯周病は主要な口腔衛生問題の1つと考えられている。Inkwood Research社のレポートによると、成人人口の90%近くが罹患しており、そのうち10-15%が最も深刻なタイプの歯周病を抱えているという。[4]
2022年時点での歯周病市場を俯瞰する
市場規模
2021年3月発表のレポートによれば、歯周病ケアを訴求する製品(歯磨き, 歯ブラシ, 洗口剤, 歯槽膿漏治療剤など)を対象とした国内市場の規模は、2020年時点で786億円、2021年までに3.2%の成長を遂げ811億円に至る見込みであった。[5]
世界に目を向けると、歯周病関連サービス市場の規模は2021年の159.4億ドルから8.4%の年間平均成長率(CARG)で成長し、2028年には283.1億ドルに達すると予測されている。[6]
世界的な歯周病市場の拡大理由としては、高齢者人口の増加、口腔ケア需要の増加などが考えられている。[4]
予防製品
近年歯周病と全身疾患の関連が明らかになってきたことから、各社が歯周病によるオーラルリスクを訴える方向性をとり始めた。このため消費者の中でも歯周病予防の意識が高まりつつあり、予防製品市場は拡大傾向にある。[5]
製品としては、歯ブラシ(電動含む), 歯磨き粉, フロス, 洗口剤などが挙げられる。
国内の歯ブラシ3大大手企業(ライオン, サンスター, 花王)を見ても、製品・広告・HPなどで "歯周病" というワードが頻用されている。他にも、歯科医院を対象として歯周病患者向けの製品を展開するジーシー、歯周病対策に有効として電動歯ブラシ・電動デンタルフロスを提供するフィリップスなど、多くの企業が参入している領域である。洗口液では上記企業製品の他にジョンソン・エンド・ジョンソンのリステリンが有力であるが、同様に "殺菌力" という語を用いた広告や、歯周病予防に特化した製品が展開されている。
検査・診断
従来より評価されていた 出血, 歯周ポケット, 動揺度, PCR(プラークコントロールレコード)といった項目だけではなく、画像検査や病原菌検査が行われるようになっている。
歯科用画像診断機器の代表的なメーカーはモリタ製作所だ。1916年創業で、歯科用X線装置「ベラビューX800」は「iFデザイン賞 金賞」も受賞している。
歯周病原因菌の検査については、例えばH.U.ウェルネスは自宅での検査を可能とする郵送検査キットシリーズ「mierukara」の位置商品として歯周病リスク検査を提供している。オルコアは歯科医院向けに院内で歯周病菌のPCR検査ができる装置「orcoa」を開発。45分という短い時間で簡単に測定可能であることから、チェアサイドでその日中に患者さんに結果を伝えられるという強みがある。
治療
歯周病の基本的な治療は、プラークコントロール, スケーリング・ルートプレーニング, 咬合調整などである。これらを行った上で、まだ深い歯周ポケットが残っている場合や破壊された歯周組織を再生したい場合には、外科治療が実施される。クラウン, ブリッジ, 義歯, インプラントなどを用いる場合も少なくない。[7]
代表的な企業としては、デンツプライシロナ, 3M, ジンマーバイオメットなどがある。
新しいニーズはあるか?歯周病に関する市場成長余地はどこにあるか?
消費者ニーズは伸びている ; コロナ禍でオーラルケア市場は成長
グローバルインフォメーションの調査によると、世界の口腔ケア市場は2021年の472億米ドルから年平均3.1%の成長を見せ2026年には549億米ドルに達すると予測されている。[8]
日本でもコロナ禍によりオーラルケアへの意識は高まっている。
2020年上期は、感染拡大による外出自粛からメインチャネルであるドラッグストアを訪れる機会・滞在時間が減少、口腔ケア製品の購入機会が減少したことから市場は縮小気味であった。しかし、それ以降は店頭でのキャンペーンなどもあり高機能製品が伸びている。[5]
実際、第一三共ヘルスケアの調査*では4割以上がマスク生活で「オーラルケアへの興味・関心が高まった」と回答、3人に1人は「オーラルケアにかける金額と時間のいずれかは増えた」と回答した。[9]
(*対象:20代〜50代の働く男女)
歯周病は糖尿病などの全身疾患と関連している
歯周病の直接的な原因は歯垢(プラーク)・歯石であるが、危険因子としていくつかの状態・疾患が挙げられる。歯並びの悪さ・修復物*の不適合などで歯垢が除去しづらくなることのほか、糖尿病と喫煙が2大リスク因子とされている。逆に歯周病が糖尿病の悪化につながることも知られている。つまり、糖尿病と歯周病は負のスパイラルを巻き起こしているのである。
*修復物:虫歯などで歯の欠けた部分を補う詰め物や被せ物。補綴物とも。[10]
近年の研究で歯周病は糖尿病のみならずあらゆる全身疾患と関連していることがわかってきた。具体的には、糖尿病、心血管疾患(狭心症, 心筋梗塞, 脳梗塞など)、呼吸器疾患(誤嚥性肺炎など)、肥満、消化器疾患(胃炎, 脂肪性肝炎, 大腸がんなど)、アルツハイマー型認知症、出産への影響(早産, 低体重児出産)、骨粗鬆症などである。また、近年はがんとの関連性も指摘され始めている。
fig.3 歯周病との関連が指摘されている全身疾患
このような背景から、政府も2022年6月に「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針) 」に「国民皆歯科健診」についての検討を明記。行政、消費者の双方から注目を集めている領域と言える。[11]
歯科保険市場の可能性
上述の通り歯周病と全身疾患の関連性が認められることから、さらなる歯周病関連事業の展開も考えられる。
糖尿病領域では、近年、糖尿病が心血管疾患や脳梗塞など重篤な合併症を引き起こしうる患者数の多い慢性疾患であることを理由に、国内の生命保険会社が糖尿病患者に特化した保険や糖尿病の予防プログラムを含んでいる保険などを提供している。認知症についても同様に生命保険会社各社が劇戦を繰り広げている。心血管疾患などの致死性疾患、糖尿病などの有病率の高い慢性疾患との関連性が認められることから、歯周病についても生命保険会社による同様の取り組みが見られる可能性がある。
実際に米国では、世界の歯科保険市場は2021年に1827億ドルと評価され、そこからCAGR 8.0%の成長を見せ2027年には3130億ドルに達すると予測されている。[12]
もっとも米国と日本では保険制度自体も異なり予防歯科, 歯の美しさに対する意識も異なっているため、参考程度として捉えていただきたい。
AIを含むデジタル技術を活用した歯周病関連の取り組み
また、AIなどのデジタル技術を活用した歯周病関連事業の展開も見られ始めている。近年の取り組みをいくつか列挙する。
予防・リスク測定を目的としたアプリ・webサービス
歯周病を含む歯科疾患を予防する目的で、いくつかのアプリやwebサービスが提供されている。
- 株式会社ハミエル:企業等を対象とした出張歯科検診に加え、20の質問からむし歯, 歯周病, 全身疾患, 生活習慣などのリスクを見える化するWeb歯科問診「ハミエル」やリモートで歯科衛生士に相談が可能なWeb歯科面談「コタエル」を展開。ハミエルでは健康保険組合や企業向けの管理画面も実装されており、利用者の分析データを確認することも可能だ。
- SheepMedical株式会社:クリニック・患者の双方を対象としたデジタルサービス「ハオシル」を提供。患者に対しては、歯の状態を見える化することで歯に関する知識と予防医療への意識を高め、最適な受診をサポート。クリニックに対しては、各患者のニーズの把握により、患者満足度とクリニックの収益の向上を実現する。
fig.4 SheepMedical社 口腔健康管理アプリ「ハオシル」画面
https://apps.apple.com/jp/app/%E3%83%8F%E3%82%AA%E3%82%B7%E3%83%AB/id1594290459
他にも、NTTドコモは2019年4月から東北大学と共同で「歯周病と顎関節症のリスクを推定するAI」を開発している。2021年11月から実証実験を開始しており、利用者の満足度やAIのリスク推定結果などからサービスの実現性などを検証した上で、2022年度の実用化を目指す予定である。
日本歯科医師会も、歯周病の兆候に早めに気づいてもらうべく受診を促すスマホアプリの開発を開始したことを2022年7月に発表した。同年秋以降のモデル事業で検証した後に公開される予定である。
予防製品
AIを搭載した歯ブラシが販売されているほか、商品開発の効率化、商品選びのサポートなどにもAIを活用する動きが見られる。
- サンスター株式会社:「オーラルケア スマートコンシェルジュ」は、口の画像から歯ぐきの状態や歯並びの解析を行い、自社製オーラルケア製品のうち個人の口腔状態にふさわしいものを提示するサービス。サンスターの歯科医師や歯科衛生士が解析を行なった口腔画像データと知見を礎に、AI技術をもとに開発された。
- 鑫三海(シンサンカイ)株式会社:AI×ディスプレイで歯磨きを見える化する電動歯ブラシ「Oclean X10」を2022年5月より販売開始。歯磨き中の手の動きを検知することで、ディスプレイに磨き残しエリアが表示される仕組みだ。
- P&G:子会社のブラウンが販売する人工知能(AI)搭載の電動歯ブラシ「iOシリーズ」「ジーニアスシリーズ」は、アプリと連携して磨き残しをリアルタイムでガイドする仕様となっている。数千人のブラッシングデータをあらかじめ学習しているAIが、磨いているところをリアルタイムで判別するという仕組みだ。
- ライオン株式会社:歯ブラシ開発へのAI活用を行っている。以前は形状, 太さ, 長さなどに応じて多数のサンプルを作製していたため、非常に多くの開発時間が必要であった。しかし、コンセプトや日本産業規格に適合しているかを判断できるAIを導入したことで、作製が必要なサンプルの数が激減。数日かかっていたプロセスが約1時間まで短縮し、開発が効率化された。また、継承が難しかった熟練研究者の経験や勘をデータとして残すことも可能となった。
fig.5 鑫三海社 AI搭載電動歯ブラシ「Oclean X10」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000403.000051534.html
リスク予測・診断を目的とした画像解析
AIで口腔内画像やX線画像の解析を行い、予防や診断に活用する動きが見られている。
- 株式会社スクリエ:口腔内撮影ミラーを用いて、スマホで自宅からできるオンライン歯科健診サービス「HAKKEN」の開発を進める。AIを用いた歯科治療計画の自動作成、口腔画像をもとに健康リスクを判定することも視野に入れている。
- 歯っぴー株式会社:「スマホで写真を撮るだけで歯周病リスクを予測するAI画像処理」としてDental Statusを開発。
fig.6 スクリエ社 オンライン歯科検診用口腔撮影サービス
https://sqrie.jp/
- デンタルシステムズ株式会社:AOI国際病院の田島聖士医師と共同で、歯科エックス線画像診断AIを開発。このAIは、各種疾患の診断を目的として、3万枚以上の教師データを学習したものである。AIによるダブルチェックを行うことで、医療の標準化を期待する。AOI国際病院の歯科口腔外科では、2021年9月よりこのシステムを用いた外来診療が開始されており、今後薬事申請も行われる予定である。
- メディホーム株式会社:2018年6月に医療法人社団 葵会と共同で「歯科パノラマエックス診断AI」を開発。歯科パノラマX線写真において歯の領域の抽出や病変の検知を可能とする技術である。画像の読影速度は約0.018秒/枚で、ベテラン歯科医の平均読影速度の約6000倍にあたる。2021年6月には実際に稼働を開始した(歯科パノラマX線写真から病変, 歯式情報を検出するサービスとしては国内初;メディホーム調べ)。同社はこの技術の活用目的を幅広く捉えており、大規模災害における口腔内画像解析とエックス線診断AIを用いた身元確認の迅速化に関する研究も徳島大学と共同で行なっている。
なお、AOI国際病院 歯科口腔外科は上述の「歯科エックス線画像を用いた歯科検診AIシステム(歯周病検診を含む)」の開発について、2022年7月に特許出願を行なったことを発表している。3種のAI(各種歯科疾患の診断支援AI, 歯の数と番号を自動認識する歯式AI, 歯槽骨ラインを自動で認識する歯周病AI)を組み合わせて検診を行うシステムである。検診表が自動で作成され、前回結果との比較も可能となっている。国民皆歯科検診への導入による疾患早期発見、検診評価の標準化、大規模ヘルスケアデータの構築などが期待されている。
fig.7 AOI国際病院 歯科口腔外科
「歯科エックス線画像を用いた歯科検診AIシステム(歯周病検診を含む)」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000073133.html
治療
特に近年では歯科技術におけるCAD/CAM(Computer-Aided Design / Computer-Aided Manufacturing)に注目が集まっている。
CAD/CAMはコンピュータによる設計・製造支援という意味で、計測装置, 設計装置, 加工装置の3つで構成される。匠の世界と言われていた歯科技工の領域にこの技術を導入することで、口腔内に装着するクラウンやインレーなどの補綴物を簡単かつ短時間で作製できるようになった。個人差の影響を受けにくいため、安定した品質を確保しやすい。歯型データの取り方も、従来はアルジネートという流動体で取った型に石膏を流し込み模型を作るという方法だったが、CAD/CAMの導入により口腔内スキャナーでの撮影で十分となり、肉体的負担や不快感が軽減されている。
スキャナー事業には、デンツプライシロナ, 3M, ジーシーなど世界的企業が多数参入。CAD/CAM事業としては、次のような企業が注目を集めている。[13]
- エミウム株式会社:歯科技工物のデジタル設計・製作を行う「エミウム デンタルラボ」を提供。2022年5月よりテスト版として運用を開始している。歯科技工所の業務効率化・利益向上や歯科技工士の長時間労働問題の解決を図ることができるサービスで、3Dスキャナー, ミリングマシン, 3Dプリンターなどを活用した保険適用のCAD/CAM冠、ジルコニア補綴物などを扱う。
- 株式会社歯愛メディカル:歯科材料, 技工材料などを扱うECサイトを運営する傍ら、口腔内スキャナ, CAD/CAMソフト, インプラントシミュレーションソフト, 3Dスキャナなど数々のデジタルソリューションを展開。
- 株式会社デンタス:3Dスキャナー, デザイン用ソフトウェア, 3Dプリンター, プリントセンターを合わせた「デンタルラボシステム」を提供。
fig.8 デンタス社 CAD/CAM事業「デンタルラボシステム」
https://www.dentas.jp/product01.html
参考文献
1. 日本臨床歯周病学会 | 歯周病とは? | https://www.jacp.net/perio/about/
2. 厚生労働省 | 平成29年(2017)患者調査の概況 | https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/17/dl/kanja.pdf
3. 厚生労働省 | 平成28年 歯科疾患実態調査結果の概要 | https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/62-28-02.pdf
4. Inkwood Research | 市場調査レポート: 歯周病治療の世界市場の予測:2021年~2028年 | https://www.gii.co.jp/report/ink985559-global-periodontal-market-forecast.html
5. 富士経済グループ | 新型コロナウイルス感染症の感染拡大によりオーラルケアに対する意識が変化!? 国内のオーラルケア関連製品市場を調査 | https://www.fuji-keizai.co.jp/market/detail.html?cid=21032
6. QY Research | グローバル歯周病関連のサービスに関する市場レポート, 2017年-2028年の推移と予測、会社別、地域別、製品別、アプリケーション別の情報 | https://www.qyresearch.co.jp/reports/181752/periodontal-dental-service
7. 特定非営利活動法人 日本歯周病学会 | 歯周治療のガイドライン2022 | https://www.perio.jp/publication/upload_file/guideline_perio_2022.pdf
8. MarketsandMarkets | 口腔ケア・口腔衛生の世界市場 (~2026年):製品 (歯ブラシ (手動・電動・電池)・歯磨き粉 (ペースト・ジェル・パウダー・ポリッシュ)・ブレスフレッシュナー・リンス)・流通経路 (消費者向け店舗・小売薬局・eコマース)・地域別 | https://www.gii.co.jp/report/mama1037778-oral-care-hygiene-market-by-product-toothbrush.html
9. 第一三共ヘルスケア株式会社 | コロナ禍における人との距離とオーラルケアに対する意識と行動に関する調査|https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/newsletter/info_npr_2110_00785.html
10. ライオン歯科衛生研究所 | 歯と口の健康研究室 - 歯周病|https://www.lion-dent-health.or.jp/labo/article/trouble/02.htm
11. Healthtech DB ~ ヘルスケア・医療特化型ビジネスメディア ~ | 国内歯科(デンタル)関連ベンチャー企業19選 | https://healthtech-db.com/articles/dental-venture-list-2022
12. AstuteAnalytica India Pvt. Ltd. | Global Dental Insurance Market Size and Trends Will Reach | https://www.globenewswire.com/en/news-release/2022/06/15/2463282/0/en/Global-Dental-Insurance-Market-Size-and-Trends-Will-Reach-US-313-0-Billion-by-2027-Exclusive-Report-by-Astute-Analytica.html
13. 新東京歯科技工士学校 | 今注目! 最新の歯科技術「CAD/CAM」とはどんな技術? | https://www.dt.ntdent.ac.jp/contents/column/2300/