画像誘導手術に取り組む米・Zeta Surgicalが520万ドルを調達(日付 2022.03.10)
ボストンを拠点とするZeta Surgicalは3月10日、520万ドルを調達してステルスから脱却したことを発表した。今回の調達は、Y CombinatorとPlug and Play Venturesによるプレシード調達以来で、リードインベスターはInnospark Venturesであった。
今回の調達によって初期臨床試験とシステム開発の完了を目指す
Zeta Surgicalは、外科医が低侵襲な脳外科手術をピンポイントで行うことを支援する複合現実(MR)オーバーレイを開発しており、これをオプションのロボットシステムを組み合わせて使用することができる。
同社は、既に北米とアジア市場を視野に入れ、ボストンとシンガポールで非臨床試験を完了させており、今回の調達では、2022年前半に見込むFDAへの承認申請に向け、装置の初期臨床試験を完了させるとともに、システムの開発を完了させたいとしている。
Zeta Surgicalについて
Zeta Surgicalは、手術室外で行われる低侵襲の治療のために正確な医用画像ガイダンスを提供することをミッションに掲げる米・ボストン発のスタートアップである。同社の製品によって、緊急手術が多く技術が確立されていない領域で、精度の高い手術の提供に取り組んでいる。まずは脳室開窓術や神経調節療法のような手術に参入し、手術の民主化に取り組むとしている。
現在、FDAへの承認申請を予定しており、承認が計画通りに進めば夏の終わりから秋の初めには製品版を発売する予定としている。
法人名 | Zeta Surgical |
所在地 | Massachusetts Boston |
代表 | Jose Maria Amich |
設立 | 2018 |
事業分野 | medical devices、augmented reality、surgery、computer vision、robotics |
HP URL | https://www.zetasurgical.com/ |